『『3』のほうはコメンタリーつき』
やはり歌唱力は、日本最高峰、絶品ですね。
彼女ぐらい歌がうまいと、ライヴも、クラシックのコンサートのように、観客は背筋を伸ばして演奏を聴いていることになってしまいがちです。でも、そこはいろいろ気遣ってくれて、アリーナ・ツアーと比べると、観客にパフォーマンス、演出を見せる/見てもらうショウ/エンターテインメント的要素が減ったぶん、観客に自分の反応とステージのパフォーマンスとが連動していると思わせる掛け合い、ドタバタ的演出をしてくれています。
『3』のほうは、ライヴ中、雨が降ってくるという自然の演出がロマンティック。また、コメンタリーつき。MISIAとバンド・メンバーとの和気藹々とした雰囲気がいいですね。
ただし、R&B/ソウルと歌謡曲とを折衷したような楽曲は退屈。MISIAの力量には感服しつつも、現在の作家陣では、たえず成長し続ける彼女の歌唱力を最大限に生かす楽曲は提供してやれないのではないか、との将来の不安も覚えました。