『ErykahとCommonによる(10)は必聴』
いまや日本を代表する歌姫として君臨するMISIAのトリビュートアルバムがリリース。しかしそのメンツを見て驚いた。Erykah BaduにTiffany Villarreal、K-Ci & JoJo、そしてCommonまで、錚々たるメンバーが軒を連ねているではないか。どういった経緯でこのコラボが実現したのかはわからないが、でもまあ楽しんだもの勝ちであるのは確か。この中で出色なのは、やはりErykahとCommonによる(10)か。タイトルを見なければ、これがあの"Everything"だとは気づかないほど、もうエリカワールド。ここまで楽曲を自分のものにしてしまうその力には恐れ入る。でも染み入るその楽曲は素晴らしいの一言。ただ残念なのがその他の楽曲が単調であったこと。オリジナルとは違ったアプローチを見せてなかなかに魅力的なロッキッシュナンバー(7)、大人なアレンジの(8)など、面白い楽曲もあるにはあるが、大部分がベタベタなアレンジのバラードであるのが残念でたまらない。もっと黒い楽曲が聞きたかった。