『初モノ!ええわぁ!』
MISIAとの出会いはこのアルバムから。
曲的には「つつみ込むように」からだったろうか。
初めてMISIAの歌声を聴いたときには、外人歌手が日本語を覚えて
歌っているのかな?といった疑問を感じてしまったほど。語尾のアク
セントがちょっとゆるかったのだが、そこがまたFunkyでよかった。
後から、九州しかも五島の生まれと聞いてびっくりした。
さて、このアルバムでは初アルバムとして当然のように彼女の全力投球
が聞けるわけであるが、ヴォーカルのみならず、曲の提供、アレンジ、
演奏その他一切を含め、サポートしているメンバーの気合も強く感じ
られるパワフルな仕上がりである。
デビューアルバムにこれだけの気合が結集できたということは幸せな
ことではないだろうか?
それだけ満を持したデビューなのかも知れないが。
さて、それぞれの曲の評価は他に譲るとして、彼女のヴォーカリストと
しての大きな魅力に触れておきたい。私からすれば彼女の武器は、ソル
フェージュのしっかりした歯切れの良い発声と、少なくとも3種類の声
を感情に合わせて使い分け、しかもその代わり際を綺麗につなぐことの
できる表現力にあると思う。
ただでかい声を張り上げて高い音を出した!といって喜ぶ時代では既に
なく、「表現こそ歌手にとっての目標」である現在のヴォーカルシーン
を大きく牽引した存在なのだと思う。
彼女のこうした能力は、彼女の経歴・性格からしてものすごく一生懸命
練習して得た能力なのだろうが、練習してもできない人がほとんど
な中、何と幸運な人だろうともおもってしまう。
敢えて言わせてもらえば(1)低音成分の補強(2)英語の発音の改良
(3)時々甘くなる音程(わざとだったらごめんなさい)をクリアすれば
それこそ無敵の歌手になるのだが。
それから、この後バラードの女王と化してしまったが、それは彼女の
ほんの一面でしかないはず。
乙女チックに走らず、ダンサブル且つエッジの聴いた曲でガンガン攻め
ていってほしいのだが。。。