『田岡氏の身近な人の話で田岡がよくわかるが、すこしきれい事すぎる気も。』
田岡一雄という男に惚れこんでいる私は類書をあさり読んだが、この本は他の本と違い人間田岡がわかる。
田岡氏は黄金律(自分がしてほしいことを人にする)をすごく実践していた人であり、信頼感のある人柄のいい人格者だったことが伝わってくる。
また田岡氏は山口組を親睦団体で、弱くて淋しい男達が集まって手を握り合っていくものと考えていたのがわかる。
田岡氏はすごくやさしい男だったことが伝わってくる。
確かに山口組は組員に正業を持たせていたのでけして反社会的な団体じゃないと思うが、汚い世界でここに書かれているような正義を地で行くような人が勝者になっていけるものなのか疑問も残る。
しかし田岡は任侠界の二ノ宮尊徳のような存在であったことは間違いない。
この本はつらいことがあると何度も読み返してしまう、こころに染み入るものがある。
ある意味その部分が組員が進んで田岡のために全国に殴りこみをかけた動機に繋がる田岡のカリスマ性なんだと思う。
けしてそのように振る舞えば田岡のような結果が出せるとはいわないが、なにか生き方を学んだ気がする。