『うまく言葉にできないですが』
ウルフルズのアルバムを買ったのはこれが初めてで、何となく耳に残った「暴れだす」目当てでした。
(あと安かったので…シングル二枚分!)
聴いてみると、「大阪っぽい変なノリがウリのウルフルズ」という僕の印象は全く間違っていたと思いました。
このアルバムはとても聴きやすいです。
一曲目から激しいテンションで始まりますが、そのノリを上手に維持しており、
疲れた頃にちょっとのんびりな曲をだして、回復したころにまた少しテンションがあがります。
そして「暴れだす」になると、それまでの前向きで勢いのあるノリが一変して、非常に感情的で切実な叫びになります。
起承転結の転の部分にあたり、これがあまりに劇的で、全体的に短い曲ばかりのこのアルバムの中で、
この曲だけが5分以上続き、それまでの起承部分を完全に覆して、「大丈夫」で結ばれます。
個人的には、是非とも「暴れだす」あたりの流れは聴いていただきたいです。
それまでのウルフルズの印象が完全に変わりました。
アルバムの構成のためにより陰影の深くなったこの一連の曲は、
多分「バンザイ」よりももっと真剣で切実な叫びなんじゃないかと思いました。
シングルとして発売されたこれらの曲は単独で聴いても良いですが、アルバムに組み込まれるとさらに良くなります。
「ガッツだぜ」「バンザイ」など単発の曲の印象が強いバンドでしたが、素晴らしく良く練られたアルバムでした。
お勧めの一枚!