野坂昭如も参加した傑作ライヴ盤『青山246深夜族の夜』。それから約半年で登場した本作は、旧作のリミックス、バンドおよびメンバーのソロでの新曲などを収録した企画盤だ。
彼らの音楽の魅力は、なんといってもその無国籍性と猥雑さだ。歌謡曲、R&B、ファンク、ロックなどをごった煮にしたサウンドには、香港やソウルをはじめとする、東アジアの「濃い」都市特有の熱気や臭気がたっぷり詰まっているかのよう。港町横浜出身の彼らだからこそ生み出せた、とてもユニークでファンキーなアジアンミュージックだ。
もちろん、本作でもその濃い味は十分に味わうことができる。〜は、小西康陽をはじめとする豪華リミキサー陣によるノンストップトラック。ヴォーカル横山剣のソロでは、歌唱力に定評のある渚ようことのデュエットを披露する。(今井直也)