伝統的なボヘミアン・フォーク・ミュージックである“ポルカ”をベースにしたわい雑でリズミカルなサウンドと、大正の通俗的文学を思わせる和的ノスタルジアを持つリリックの融合。こんなことができるのは、無国籍という言葉がピッタリ似合うこの人しかいないでしょう。ある意味では実験的もいえる楽曲をここまで大衆的に響かせるボーカル、そして、サビに「手々と、てとてとしゃん」というフレーズを持ってくるぶっとんだ言語センスも最高だ。2曲目の「夢なかば」も昭和歌謡っぽいムードいっぱいで楽しい。ジャケットのアートワークは、横尾忠則が手がけている。(森 朋之)
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