『脳にスッと入る』
浮遊感に包み込まれてるなかで、みえる情景。それを音楽にすると
こうなるのかも知れない、という、シュールみたいな変な気分
になれる。そんな感覚が溢れた、妙な一曲です。。
トラックの妙は言わずもがななのですが、歌詞については
宇多田ヒカルのセンスが遺憾なく発揮されていると感じる。
個性的なメロディーとともに、いっけん不釣合いともとれるような
平凡くさい詞を載せる。そうするコトで、何故だか脳にスッと入る、いい。
もっと先入観を取り払って聴いてみて欲しい!
‘どんな曲だろうと確実に売れる’というカテゴリーのシンガーの
中では、それをうまくポジティブに動かしている人ではいかと思ふ
だからここ最近の曲はどれも、色合いは違えど、
半端じゃない自由度をうかがわせる。
こういった曲をリリースする。という行為だけでも彼女の「自由」を
感じれる筈。
メガヒットを連発する歌手なら、保守的になったり、
外からのパブリックイメージをただなぞる。などのアプローチもありがち
しかし、彼女は前記した「自由」を武器に、躍動的かつ野心的に
新たなベクトルに挑戦し続ける。
そのコトがとてもかっこいい!
またこの曲はゲームのテーマソングになっているというコトですが、
小さな少年少女たちが、へんな先入観なしで、こういった音楽に触れる機会が
つくられる。というコトになる訳で。
それって先行き不安なシーンの中ではかなり画期的な事件!
宇多田ヒカルは、常にアイコンだけど、自分のイメージの形態を
自由自在に変化させる術を持っている。
文句なく天才と言える数少ないソンザイ。