「冷静さを売り飛ばして/泡になった僕を/世界は笑ってくれるだろう」という、あまりにもきれいで残酷なラインからはじまる「Sign」は、凛とした空気を生み出すピアノを中心とした、透明感あふれるミドル・バラード。感情をむき出しにした激しいナンバーだけではなく、個人的には、こういう曲にこそ彼女の才能がよく出ていると思う。繊細に震える感情を、精緻なボーカリゼーションに映し出す。そんなシンガーは、やはり、彼女だけだろう。ボーカルをやや小さめに設定したミックスも、この曲にはよく似合っている。(森 朋之)
戻る