『超新星の光と業の影』
「supernova」はBUMPには珍しいゆったりペースな曲で、聴きはじめこそ物足りないような印象でしたが、歌詞がよくてすぐお気に入りになりました。"大事なものは失ってから気づく"なんて、もう世界にありふれた言い回し・テーマではありますが、そこはさすがBUMPっぽく、親近感すら覚えてしまうほどにキマっています。
特に終盤の一節「誰の存在だって世界では取るに足らないけど 誰かの世界はそれがあって造られる」に、自分は今ここに居てもいいんだ、と、救われた気がしました。
「カルマ」は「TALES OF THE ABYSS」の主題歌ということで、テーマに沿った抽象的かつ重めな歌詞ではありましたが、決して暗くはならず、見事なまでに表現されたアビスの世界観やハイテンポで飽きのこないメロディに、聴きおわった後にはむしろスッキリします。
「supernova」とは正反対になってしまいますが、自分が存在してしまったことで誰かから奪ってしまったもの・気づかなくてもそこに居るだけで背負ってしまっている業、そんなものを感じました。
こんなこと言うと、厭世主義にとらわれた最近の若いモンの戯言だ、なんて思われそうですが…
それでも、「存在が続く限り 仕方無いから場所を取る」なんて詞を、堂々と歌ってくださったことにとても感動しました。
どちらも、こんな歌はきっとBUMPでなければ歌えないだろう! といった印象の作品でした。