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小田和正
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あっ!お金がない

Sometime Somewhere

『どこからどう聴いたって星は5つだ』
映画「いつか どこかで」を観て、その内容の美しさもさることながら音楽におそろしく感動してしまった私だったので、正直に打ち明けてしまうと映画のサントラとして捉えながら入手しました。
………………しかし。
この確固たる「音楽の美しさ」(つまり、音楽のみの美しさ)は何なのだ。
よく小田氏の詞は叙情的だと言われるが、おそらくこのアルバムは彼のアルバムの中でも最もそれを感じさせるものだろう。広い草原にただ立って風を吸い込んでいるような大らかさ、恋におちた時の、いいようのない胸の詰まり…。人が最も強く感じるだろう、痛く、切なく、そして満たされるような叙情の感を、どうしてこんなにも、そのままに、かつ壮大に描けるのだろう。巨匠・小田氏のことを今更私がこんなありきたりな言葉で表すのは失礼千万かもしれないが、まさに「感性の澄みわたっている人」だ。
爽やかさの中にも強靱な意志を感じさせる「風と君を待つだけ」、先述したような切なさと満たされの感を映し出した「あなたを見つめて/冬子のテーマ」「時に抱かれて/正木のテーマ」、そして恋を客観的な視点から見つめ、その寂寥感を描いた「いつか どこかで」。どの曲をとっても、もう「美しい」という一言で表すしかない。
このアルバムには、確かな「表情」がある。恋という一本の木の周りで、それを真摯な目で見つめる凛とした「人間」の表情だ。

小田和正という人は、ただただ真摯であり、美しいものを美しいと捉えられる素直な感性の持ち主だと思う。彼の中には、常に美しく“風のようにうたが流れて”いる。

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