『「DANG DANG」の意外と知られていないいきさつ』
おそらくこのアルバムの核となるこの曲の2番の
「彼女は知らないなら友達になるわ それしか貴方に会うチャンスはないもの 今は」のくだり。
実はラジオリスナーのハガキから出来たフレーズであることはご存知ですか?
前作「昨晩お会いしましょう」に収録された「夕闇をひとり」にある
「あの人を愛してくれる人」というフレーズをテーマに「あなたならどうする?」という問いかけに
「友達になる。会えるチャンスがあるから」との回答があり、
ユーミンは「いいな、これ、もらい!」とコメント。
そしてその後発売されたこのアルバムで、その反応が嘘ではなかったことがわかりました。
このフレーズもさることながら、インパクトがありながらも限りなくリアリティ溢れる歌詞のすごさ。
段々と高くなる悲しみを「土用波のように」と例えることを他の誰が出来るのでしょう。
また、この頃は変装してファミレスへ行き、周りにいる若いカップルの会話を盗み聴きして
ライターとしてのインスパイアを得ていたというユーミン。
アンテナは常に張り巡らせているというプロの姿勢ですね。
「DANG DANG」は間違いなく、彼女の作品の中でも10本の指に入る佳曲であると思います。