1994年〜96年の林海象監督&永瀬正敏主演による劇場版三部作をもとに、2002年に制作されたTVドラマ版。映画館・横浜日劇に事務所を置く私立探偵・濱マイクと彼を取り巻く仲間たち、彼らが関わる事件を、各話異なる監督により描く。
本巻にはプロモーションビデオのディレクターをつとめる竹内スグル監督の「1分間700円」を収録。マイクが鑑別所時代に世話になった神父(柄本明)が人捜しを依頼してきた。探す相手は神父がかつて殺人の告白を受けた青年(浅野忠信)。その時の神父の言葉胸にしまいながら、彼は殺し屋になっていた。「神様が許してくれれば助かる」と、殺す相手にロシアンルーレットを強要する姿が痛々しく描かれる。脚本を刹那的に生きる現代の若者を描かせたら右に出る者はいない漫画家のやまだないとが担当しているのも話題。(田中 元)