『人の中にいる、自分』
冒頭の「いつでも帰っておいで」、テンポのよいこの曲で迎えられるアルバムは
まさに「人の中(社会の中、下町)のふれあいの中の出来事」をテーマにした物語。
メッセージ性の高い曲が多いです。そのため、ポップさよりもいささか重めの
(冗長すぎる)曲が続きます。
このテーマを選んだアーティストは今までいなかったのではないでしょうか?
おすすめは「ほんの少しだけ」。意外にあいます、ラップと槙原ワールド。
アルバムを通して彼の歌い方は優しく包み込むようなものに。
そして「明けない夜が来ることはない」。辛い事があった時、この曲は
光を与えてくれます。(良い時よりも悪いときの方が効果的)
惜しむらくは、冗長性が際立って、色の変化に乏しいということでしょうか。
何度も聞いてはじめて馴染むようで、実は未だに聞き通せない曲があったりします。
こんな槙原敬之もあるんだな、という意外性のアルバムです。